Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

恩田陸の本。

気になる作家。
今の私には、恩田陸がそれに当たります。

本屋さんに行って、なにか本を買いたい、でもめぼしいものがない……。
そして書店内を焦燥感にかられてウロウロウロウロ……。
そんな時には大抵「じゃ、とりあえず恩田陸でも買っとくか」ってことになります。

私にとって、恩田陸というのはそういう作家。
「好き!」と声高に叫ぶでもなく、でも常に念頭にある作家なのです。

そして、つい最近読んだ恩田陸の本がコレ。

球形の季節 球形の季節
恩田 陸 (1999/01)
新潮社
この商品の詳細を見る


相変わらず恩田陸だった(笑)

恩田陸の本をお読みになった方にはきっとわかっていただけると思うんですが、この人の作品って、面白いんだかつまんないんだか、読後感がすごく微妙な感じがするんですよね。
途中まではムチャクチャ面白いの!!
「何これーー!?こんなんアリィーーー???」とかドキドキワクワクさせられて、一気に読まずにはいられないくらいはまり込んじゃう……。

でもね。

「これ、いったい最後どうまとまるのーーーー???」って期待を募らせてラストまで突っ走ると、なんか肩すかしにあうんですよ!!ぶは!
大風呂敷広げるだけ広げてそれっきり!!……みたいな、ね。

毎度毎度、そういう目にあいながらも、その途中までのワクワク感が他にないような昂揚をもたらしてくれるのも確かなので、結局、また次も肩すかしを覚悟しつつも手に取っちゃう……。
そんな作家です、私にとっての恩田陸は。

中にはその曖昧な答えを示さないラストだからこそいい、という評価もあるらしいですけどね。
私はやっぱりちょっと不満。
最後に、謎や不可思議な出来事をきっちり整合性ある筋道にまとめてみせてこそ、賞賛に値する作品になるんだと思うんです。本当なら。
だって整合性を気にしないでいいんなら、いくらでもホラを並べるだけ並べてればいいんだもん、誰でも書けるよ……ってことに成りかねない。
ただ。
その誰でも書けるよ…っていうのが実際は難しい。
まして恩田陸が築く不可思議な魅力溢れる世界って、やっぱりなかなか普通思いつかないような世界だったりするんです、これが!!
この人の凄いところは、そういう世界を構築しちゃうところにあるんだと思います。
たとえ、そこになんの説明がなされないにしても……。

なので、すごいジレンマなんですよね。
ラスト、きっちりすべてに説明のいくしっくりストンと胸に落ちるラストだったら、恩田陸は本当に大好きな作家になるんだけどなぁ……(笑)


そんな私の一番好きな恩田陸作品はコレ。

六番目の小夜子 六番目の小夜子
恩田 陸 (2001/01)
新潮社
この商品の詳細を見る


はじめて読んだ恩田作品であり、昂揚感ではやっぱりこれがベストでした。




よろしかったらポチッとお願いしますv
ブログランキング・にほんブログ村へ
スポンサーサイト

『坂の上の雲』と旅順の写真

最近、NHKで『坂の上の雲』のドラマ製作発表があったみたいですね。
この小説が大好きな私としては、ちょっと複雑な思いです。
ついに来たか……という感じ。

司馬遼太郎氏は、この作品だけは絶対ドラマ化させないと生前語っていたと思います。
ご遺族の方の了承を得てやっとドラマ化にこじつけたということらしいですが、う~~ん、どうなんだろう。故人の思いはどこへいってしまうのだろう……などと、ちょっと思いました。

司馬遼太郎氏がこの作品のドラマ化を頑なに固辞したのには、間違った解釈を恐れてとのことだったと思います。愛国精神昂揚の為のプロバガンダになりかねない危うさを含んでいる作品なだけに、その点、すごく慎重だったのでしょうね。。。

でも、ふと思った。
時代は変わってきてしまっている。
司馬氏は第二次世界大戦前の日本に逆戻りするのを恐れたのだろうけど、実際は、今の私たちにとって戦前の雰囲気ってすでに遠すぎてピンとこないと思うのです。というよりも、すっかり牙を抜かれて腑抜けに成り過ぎてて、司馬氏の心配は皮肉にも杞憂でしかなくなってしまったのが今日の日本だという気もしてくるのです。
むしろここは開き直って、こう考えてみた。
一億総鬱時代とまで言われている今日の日本人に、もう一度自信を取り戻させるような熱い昂揚をもたらしてくれる、そんなドラマを皆が待ち望んでいるのかもしれない……と。
もうドラマ化が決定し具体的な形として進んでしまった以上、そう思って受け入れるしかないのですよね。。。

なにはともあれ、NHKもこの『坂の上の雲』ドラマ化に対しては、とても丁寧に取り組んでいるようですしね。撮影期間から放送期間、制作費など、すべてにおいて大河ドラマを軽く上回っているらしいじゃないですか!!
その姿勢はかってあげたい気がしました(←何様?/笑)
……でも逆に、今度は大河ドラマの存在価値が問われそう…?(ボソリ)


なにはともあれ『坂の上の雲』。
坂の上の雲〈1〉 坂の上の雲〈1〉
司馬 遼太郎 (1999/01)
文藝春秋
この商品の詳細を見る

司馬遼太郎氏の数ある作品群の中で一番好きな小説です。
実際、司馬作品の中でも最高峰と謳われているのがコレ。
これを読んで、まんまと私は戦艦『三笠』見学はおろか、旧満州の旅順にまで行きました(あ、私みたいなのが一番司馬氏に懸念されるタイプかも!?/汗)
明治の日本人がいかに苦労していかに頑張ったかを日露戦争を中心に描いた群像劇。また司馬氏の「明治維新とはなんだったのか?」への答えがある作品でもあります。
壮大すぎます!
幕末から明治への一連の騒動の答えが、この明治後半を中心に描いたこの作品で明らかになるんですから!!!
未読の方は、是非ともご一読を。全8巻と長いですが……。

群像劇ではありますが、もちろんメインの登場人物というのはありまして、それが松山出身の秋山好古・真之兄弟(兄は陸軍、弟は海軍)と、正岡子規です。
彼らをドラマでは、阿部寛、本木雅弘、香川照之が演じるそうですね。
阿部寛の秋山好古、もっくんの秋山真之……なんか驚いたけど、妙にしっくり絵柄が浮かんでしまった!混乱した戦場で怒り顔であぐらかいてる好古に、ズボラな格好で三笠艦橋に立ってる真之……(笑)
上で偉そうにご託を並べたわりには、ちょっぴり楽しみにしている自分がいました。
こうなったら半端なものは作らないで、きっちりいいものを作って欲しいと切に願います!
NHKさん、どうぞよろしく!

以下、おまけの旅順での写真を3点ほど載せておきます。
ご興味ある方はどうぞ見てやってください。

追記を表示

久々の表参道

先日、絵本好きの友人と一緒に表参道にある『クレヨンハウス』という本屋さんに行ってきました。
絵本好きの人ならきっと誰でも知ってる有名な絵本やさん。
1階が絵本、2階が輸入おもちゃ、3階が女性向け書籍、そして地下には自然派食品の市場とレストランがあります。

そこでヨゼフ・パレチェクの絵本を2冊買いました。
「かばのティリーネック」と「イグナツとちょうちょ」。

イグナツとちょうちょ イグナツとちょうちょ
クラウス・ボーン、ヨゼフ・パレチェク 他 (2006/10)
プロジェクトアノ
この商品の詳細を見る


この表紙絵にうっとり。
素敵なイラストを毎日舐めまわすようにして眺めてます(笑)

この日、お昼には渋谷のそば粉クレープカフェ、Au Temps Jadisに行きました。
行くまではブログ用に写真を撮ろう!と張り切ってたのですが、いざ食べ物を前にしたら、なんとなく写真撮るのが恥ずかしく思えてきて撮れませんでした。くすん。。。
こじんまりしたお店なので目立ちそうで;;;
せめて店の外観だけでも…と思ってたのに、出てきた時にはすっかり忘れてた…orz
リンク貼った先で雰囲気だけでも察してやってください;;;

で、『クレヨンハウス』のある表参道!
久々に行ったのですが、すっごい町並みが変わっててビックリした!(一体いつ以来なんだ~~/笑)
すっかり日本のシャンゼリゼって感じ?(笑)
そんな中、お洒落なツィードのコートにきちんと靴まで履いて闊歩するトイ・プードルがいました。
セレブ犬だわ!!!
うちのKidとは大違い!!!ぶは!

そんな久々の表参道だというのに、私たちときたら、ず~~っと『クレヨンハウス』に入り浸ってて、気づけば表参道ヒルズすら立ち寄らずに帰ってきてました!



よろしかったらポチッとお願いしますv
ブログランキング・にほんブログ村へ

ときどきやってくる本の虫

木曜日、フラッと本屋に入ったところ、なにやら私の中のスイッチがカチッと入ってしまった。
たまにこんな日があります。
一気にまとめ買いしたい衝動にかられる時が……。

その時買ったのが、
「世にも美しい数学入門」藤原正彦・小川洋子 ちくまプリマー新書
「日本史の一級史料」山本博文 光文社新書
「インド旅行記2 南インド編」 中谷美紀 幻冬舍文庫
「インド旅行記3 東・西インド編」 中谷美紀 幻冬舍文庫
「金曜日の砂糖ちゃん」酒井駒子 偕成社
それと同日、Amazonにて
「アンデルセン童話1親指姫」大塚勇三編・訳 福音館文庫
「アンデルセン童話2人魚姫」大塚勇三編・訳 福音館文庫
「アンデルセン童話3雪の女王」大塚勇三編・訳 福音館文庫

なぜ今更アンデルセン?って感じですが……(笑)
私はあまり幼い頃に絵本を読んだ記憶がなくって、一番印象に残ってるのが児童文学全集かなにかのうちのアンデルセン童話なんですよね。
ホントは子供の頃に読んだアンデルセンの本そのものが欲しいんですけど、どこの出版社のだったかもさだかでないし、たぶんもう今となっては絶版かもしれないな…と思いあきらめました。
そのうち神田にでも行って古本で探してみたいです。


絵本には、最近になってようやく目覚めました!(遅いよ!/笑)
で、「金曜日の砂糖ちゃん」!
金曜日の砂糖ちゃん 金曜日の砂糖ちゃん
酒井 駒子 (2003/10)
偕成社
この商品の詳細を見る

酒井駒子さんという方の絵は存じてましたが、絵本作家さんだとは最近知りました(お恥ずかしい;)
子供のななめ横顔を描かせたら天下一品だと思うこの人の絵がすごく好きです。
この絵本、可愛いだけでなくちょっとシュールな感じがまた良かった。
なによりもこの表紙絵が素敵すぎる!!


「日本史の一級史料」は、なんか中途半端な感じ。
こんな本を手に取る人ってそれなりの歴史好きで、ある程度史料に対する知識もある人だと思うのですが、そのわりには内容があまりにも読者対象を素人として書いてるみたいで「そんなこと知らないような人はこの本読もうなんてそもそも思わないよ」って感じで、どうにも深い部分に触れているようでその実中身は上滑り感が否めませんでした。
著者に言いたい!史料名の羅列なんてなんの意味もないよ!!
そのクセ、自分の発見した史料上の細かな部分を延々語ってるのには「はぁ~、そうですかぁ~~」って感じ。
深く掘り下げる部分は狭く深く、他はおざなりな大雑把さ。バランスが悪すぎ!!
買って損した(笑)
タイトルがいけないですよ、これ。「史料編纂ー私のこれまでこなした仕事ー」とかにすれば良かったのに。こんなタイトルにして内容もそれに絞ったほうが、まだ参考にできるましな本になってた気がします。
なので写真は載せません!!(笑)


「世にも美しい数学入門」。
我ながら、本のジャンルがまちまちだと思います(苦笑)
先日、テレビ(ケーブル)で映画「博士の愛した数式」をやってるのを観たんです。
ちなみにコレです、コレ↓↓↓
博士の愛した数式 博士の愛した数式
寺尾聰 (2006/07/07)
角川エンタテインメント
この商品の詳細を見る

それでお話も良かったんですが、なによりも私は、その作中で語られる数学という学問の世界に強く惹かれたのでした。
小学校から中学にかけて私は算数・数学という科目が大嫌いでした。だってそれってただの計算の時間でしかなかったから。苦痛で堪りませんでした(笑)
でもそれが、高校で数学的帰納法というものを学んだとき、それを自分で理解できたとき、「数学ってなんてすごい学問なんだろう!」と感動して、いろいろ数学者の本を読んだ時期がありました。(今やすっかり数学的帰納法がどんなものだったかも忘れてますが;)
映画を観て、あの時の熱さが蘇った…ですよ!!(笑)
で、原作を…と思ってたのに、なぜかこちらになった。
原作者と数学者の対談本です。
世にも美しい数学入門 世にも美しい数学入門
藤原 正彦、小川 洋子 他 (2005/04/06)
筑摩書房
この商品の詳細を見る

これも面白かったけど、藤原正彦氏の著作へと興味が広がりました。
「心は孤独な就学者」とか「天才の栄光と挫折」あたりを読んでみたいです。


中谷美紀の「インド旅行記」は1巻を読んでいて、続編が出てるのを知って買いました。
これが1巻の表紙。青い空と白い砂の対比が美しい。
インド旅行記〈1〉北インド編 インド旅行記〈1〉北インド編
中谷 美紀 (2006/08)
幻冬舎
この商品の詳細を見る

インドに行きたいと思ってるので、ずぬけてインド通でもインド好きでもない普通の女性(といっても女優さんですけどね)が旅したインド記というのに興味があって手にした。
この人の文章ってちょっと鼻につく感じがしますが、でも私の中でインドへの興味の方が勝っていたみたいです。とりあえず1巻は最後まで読了できたから(笑)
インドでの出来事を特別賛美するでもなく、とことんコケ落とすでもなく、淡々と語っているのがいいのかもしれません。
なので、続きも買ってみました。これから読みます。


ホントはおーなり由子の「ひらがな暦」が欲しくって本屋に行ったんですけどねぇ;
これはなかったのでした。残念。




よろしかったらポチッとお願いしますv→にほんブログ村

犬を思って泣きたい夜に

今日は犬好きな人にお薦めする絵本の話です。

イヌココロ―だいすきなあなたに伝えたいこと イヌココロ―だいすきなあなたに伝えたいこと
ごとう やすゆき (2006/11)
幻冬舎
この商品の詳細を見る


先日、本屋さんでたまたま棚差しされているのに目がとまり、手に取ってその場でチラ読みしてるうち思わずウルウルしちゃった本。
すかさずレジに持っていきました。
すごくいいです!
犬を飼っている、もしくは飼ったことのあるすべての人に読んでほしいと思いました。

犬の目線で綴られた飼い主とのふれあい。
しょっぱなのペットショップのガラスケースの中から人間を見てる語りからして、なんかイロイロと切なくなりました。
そして、大好きだった犬を失った経験のある人なら涙なしには読めないラスト!
……どうぞ思いっきり泣いてください。



上の本を読んでいたら昔に買った絵本を思い出し、もう一度本棚から取り出して読んでみました。
それがコチラ。

モモ―MY DEAR DOG モモ―MY DEAR DOG
おーなり 由子 (1997/06)
新潮社
この商品の詳細を見る


その脱力系のイラストがじんわり優しい、素敵な絵本。
犬と一緒にすごす日常と、最後にやってくるお別れ。
それが多くを語らず淡々と綴られていて、最後に熱いものが込み上げてきちゃうのです。

空を見上げて尻尾を振っているモモの後ろ姿が瞼に焼き付いて離れません。
 わんわん わんわん
 わんわん わんわん
モモの声がずっと残ってこだましていつまでも響いてきそうな、そんな本です。



よろしかったらポチッとお願いしますv[ 犬ブログ プードル ]

Appendix

Profile

Author:BillyBaby

7.29生 ♀ 神奈川在住
Billyは前に飼ってた犬の名前。
ゴールデンレトリーバーの優しくやんちゃな子でした。

My Dog:Kid

2006.8.12生 ♂ トイプードル
我が家のホープ(笑)
Billy the Kidから、Billyが前の犬に、Kidがこの子の名前になりました。


トイプードルのKid君のことを中心に、その他イロイロと好きなことを気ままに書き綴っていこうと思います。
どうぞよろしくv





Blog Ranking

にほんブログ村 犬ブログ プードルへ


Extra

Calender

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

Birthday Count Down

*script by KT*

Recent Entries




ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



Search


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。